人類初の車


 
いろいろな車のミニ知識

人類初の車

 
 

★人類初の車★




人類初の車、それはいつごろ、誰によって

作られたのでしょうか。



1769年、フランスのニコラス・ジョゼフ・キューニョという

人物が世界ではじめて人類初の車、動く車を作りました。

彼は当時フランス陸軍の砲兵大尉という立場にいました。

彼は、馬の大砲車をなんとか、機動性のあるものにしようと

考え、蒸気の力で走る人類初の三輪自動車を

完成させました。




この年、イギリスの発明家ジェームス・ワットが蒸気機関を

完成させた年でもありました。

この人類初の蒸気機関車は、車の前にボイラーを積み

前一輪を操舵する今で言えば、フロントエンジン、

フロントドライブ方式でした。

しかしながら、前に大きなボイラーを積んでいるだけに、

前輪の荷重はかなり大きく、舵も取りにくいものでした。

そのため、試乗中に衝突して壊れてしまいました。

しかし、パリの工芸技術博物館に作り直したものが

保管されています。

この世界初の三輪自動車は、最高速度が3.2キロしか

でませんでした。

それに、動き出すまでに時間がかかりすぎるなどの

点から、結局、軍用としても、実用されませんでした。

しかしながら、この車の発明は外燃機関である蒸気機関で、

車を作れるという証明をしてくれました。

この発明があればこそ、現在の車があるわけです。

本当に意味のある大発明と言えるのではないでしょうか。



 
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